渋沢栄一と日本煉瓦鉄道線       戻る
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渋沢翁は、欧米を模範とした近代的な都市計画を進めるためには、建築資材として煉瓦が大変重要であると考えていました。そして生まれ故郷の深谷の土が煉瓦生産に適していることに着目し、日本初の機械式煉瓦工場を深谷市上敷免に設立しました。そして川からの船運輸送では物資の輸送に不安定な面があるため深谷駅まで約4kmの鉄道が敷かれたようです。
深谷駅と渋沢栄一銅像
 深谷駅も東京駅と同じ煉瓦作り。遊歩道は熊谷方向に進んだホテルの前からスタートする。煉瓦工場までは約4km、レールは残っていないがガーター橋などはそのまま利用されている。
遊歩道と唐沢川を渡る鉄橋

歩道と自転車道を分けているのも煉瓦。

ガーター橋で1985年2月(株)駒井鉄工所と書いてある。
道17号手前の喫茶店、深商脇
駅から福川まで3km
 17号を越え福川まで桜並木となっている。
移設された福川鉄橋
 この手前、病院のある交差点を右にいくと楡山神社にでる。ここには樹齢600年といわれているハルニレがあります。
 福川鉄橋は移設され公園内に当時の作りのまま、展示されています。ここだけレールが残っています。きれいな水洗トイレもあります。
17号バイパス傍
備前渠鉄橋(1895年)ポーナル型プレート・ガーター橋」
 17号バイパスをくぐると煙突が見えてきます。どんどん歩いていくと突然狭い鉄橋に出ます。由来掲示板を見ると当時のままのようです。
煉瓦のアーチ橋と煉瓦工場煙突
 この煉瓦橋は当時からのものでこれも、貴重な建造物です。日曜なので工場はひっそりとしています。ホームセンターで売っている煉瓦は大部分、この工場製だそうです。
昭和62年の創業100年記念碑
旧事務所(資料館) 土日、祝日休み
小山川沿いに歩く。
 小山川を渡らないで手前(駅側)の土手を歩いたので、唐沢川分岐で少し遠回りになってしまった。コース的には対岸の土手を歩き、帰りは唐沢川沿いに駅に戻った方がのんびりと歩けるかも知れない。(ただし土管工場はのぞけない可能性がある。)
誠之堂
 大正5年に渋沢翁の喜寿を記念して世田谷に立てられたが平成9年に解体の話が持ち上がり、ゆかりの地の深谷市に移築されました。部分ごとに切断し、それをまた組み立てるかなり高度の工事だったようです。
(煉瓦は上敷免製を使用しています。)
清風亭
 こちらは渋沢栄一の後を次いで第一銀行の二代目頭取となった佐々木勇之助の古希を記念して大正15年に立てられました。スペイン瓦が葺かれた鉄筋コンクリート作りです。
(両方とも案内付き、入場無料、写真撮影自由)
土管工場(左が焼く前)
このような工場を駅へ戻る途中、あちこちで見かけました。
深谷駅を10:30に出発して線路終点が11:40このあたり、食べ物屋は、全く無いため,大寄公民館まであるく。(12:25) 見学休憩で約15分間、深谷駅に戻ったのが13:30
 約3時間の行程でした。結局、駅のホームの天ぷらそばをたべました。(¥350)
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