蔵の街(栃木市)  2002/10/5  秋なのに暑い日      戻る

新栃木駅(東武日光線)→油伝味噌→岡田記念館→翁島→栃木病院→県庁堀川→横山郷土館
→塚田記念館→栃木山車会館→あだち好古館→栃木蔵の街観光館→新栃木駅
参考地図:東武ハイキングマップ栃木蔵の街(東武鉄道ホームページよりダウンロード)
 新栃木駅で降りて、駅前の道をまっすぐ西の方に向かう。途中、歩道の工事をおこなっており、栃の樹を植えていた。信号のある大きな交差点に出る。右手にヤオハンアイム、左にCOCOSが見えてくると曲がるところはもうすぐ2ブロック先。道標に従い左に進む。きれいな石畳の舗装になっている。
 やがて最初の目的地、油伝味噌が見えてくる。試食用の味噌をなめてみる。やはり味噌の味。この通りにはもう一軒益子味噌がある。やがて古めかしい大きな屋敷が見えてくる。岡田記念館である。
「数年前まで営業していた昭和初期の設備の床屋さん」
 岡田記念館で4カ所の記念館の入場券を購入する。値段を忘れてしまったが個々に買うよりは安い。ここは昔、岡田石灰という商店(会社)でその事務所や当主が集めた骨董、武具、昔の農機具などが展示されている。
 少し離れた所にある翁島という別荘の廊下は1枚板で造られており、ものすごいお金をかけて作った事が推察される。近くに巴波川(うずまがわ)という水のきれいな川があり、魚が群れをなして泳いでいた。
「栃木病院」
 岡田記念館を出た後、道成に歩いていくと交通の激しい道路に出る。どう進んで良いか、少し迷ったが右の方に洋館が見える。そばに行って見ると栃木病院。記念の建物かと思ったら、ちゃんと営業(開業)しているのである。
 後は地図に従い県庁堀川にでる。鯉がいっぱい泳いでいる。やがて栃木市役所が見えてくる。ここも古い建物がある。ここで左に曲がり常磐橋の手前で右に曲がり川沿いに歩く。横山郷土館がある。(ここは割引料金)
 川沿いにしばらく歩いて行くと、パンフレットに使用されている風景に出会う。まさに蔵と川がよくマッチして昔ながらの風景。少し戻って橋を渡り、塚田記念館を見学する。ここは昔、材木問屋であったようだ。中の展示はロボットを使用した物で昔の伝説を紹介していた。簡単のためとはいえ、一度見たら飽きてしまうと思う。
 岡田記念館の前の通りを進むと南北に走る大きな通りに出る。最後の見学場所はこの通りの両側に分かれている。
 最初は左手の栃木山車会館を見学する。ビデオで栃木の四季の景色を紹介した後、正面の扉が開いて山車が出てくる。座って見ていると山車の上に乗っている人形が小さく見えたが、実際は2mもある。案内嬢の説明によると「人形の顔も下から見てちょうど良くみえるよう下向き加減になっている」という。 山車が街に出るのは毎年でなく、数年に1回ということで、それほど有名になっていないのはそのせいだろう。この会館に保存してある山車も街に出るそうだ。
 最後の見学地はあだち好古館である。ここは蔵の中の展示室で書や骨董、一番印象に残った東海道53次の版画が展示されている。隣は観光会館でおみやげ物屋さんが数件あり、結構にぎわっていた。歩き疲れたので下の喫茶店で休む。常連が多いようでタバコ臭かった。
 帰りは広い通りをひたすら北に向かって歩く。川越のように蔵をそのまま使ったお店が結構あり、目を楽しませてくれる。やがて来たときと同じ交差点に出て、右にまがり、駅をめざす。当然電車はガラスキ。ゆっくりと座って帰る。

 この日は、モデルが雑誌の取材で撮影。あちこちで出会ったが秋冬物を着ての撮影は暑くて大変だったみたい。
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