吾国山(518m)      茨城県笠間市  2002/3/22 (薄曇り、気温高め)   
 山頂にはカタクリの群落と奇怪な姿の木                       戻る
                        秋の吾国山(笠間市)    

福原駅9:10  農道の鳥居9:33  林道10:30  山頂11:00  下山12:00
富士山前12:45  福原駅 13:00  小山行き電車13:20  (福原駅はスイカ対応)
 桜が咲き急いでいるこのごろ、カタクリも早く咲き、栃木の「みかも山」は3/21現在すでにカタクリが白く変色し始めたという。いつもなら4月上旬がカタクリシーズンの吾国山も早いと考え、登ってみることにした。
 福原駅では切符は車掌が切符を改札口付近ですべて集め、実質、無人駅に近い。事務所には1人いるが、何をする人か不明。駅前には踏切が無いので小山方向に100mほど戻る。途中、蕎麦屋さんがあり、帰りに寄ろうと思ったが帰りにはすでにしまっていた。

 踏み切りをわたると道標があるが、これがわかりにくい。現在位置と進むべき道の関係がはっきりしていない。一応迷いながら道標に従って進むと広い舗装道路にでる。途中、高速道路のような工事現場があり、そこから集落の中の道へ入る。途中から左に曲がり坂を上ると、未舗装の農道にでる。そこを道なりに歩いていくと鳥居の前にでる。そこをくぐりさらに進む。舗装道路に再び出ると、廃工場が左手に見え、そこを過ぎ、左手に下ると小さな川があり、カジカガエルが盛んに鳴いていた。ここから山道になる。最初はヒノキの植林地帯で荒れた感じがするがすぐに手入れのされた山道になる。登りきるとど道祖神峠から続く林道にでる。このあたりではキブシが黄色い房をたらしていた。
なだらかな吾国山 標高400m付近にて
農道から鳥居越しに見る吾国山 ヤマツツジの芽吹き
 林道を過ぎて山道は最初は急だがなだらかになると周りは自然林で気持ちがよい。ヤマツツジの芽吹きが始まり、エメラルドのような輝きを見せている。途中カタクリとシュンランが落ち葉のなかから顔を出し花を咲かせていた。途中には不思議な道標があり、12丁目とか彫刻がされている。山頂付近までこれがある。
シュンラン カタクリ
奥から難台山、道祖神峠
山頂から道祖神峠、難台山方面を見る
カタクリと一緒に咲いていることもある
    ミヤマカタバミ
 最初にシュンランを見かけた所からは、周りを注意して見て歩くと所々にシュンランが咲いている。そして道が二つに分かれる所で石碑がたっている。吾国山カタクリ群生地とある。もちろん中に入れないよう柵で囲ってある。まだ、少し早いようでつぼみのカタクリもあり、3月末までは咲き続けそうである。3人カメラマンがいて、望遠レンズで撮影をしていた。頂上付近はなだらかで不思議な形をした木が多い。頂上へはひとのぼりで4方の展望が優れている。

 吾国山の登山は岩間駅から愛宕山、難台山を経ての縦走コースが多くの登山ガイドに紹介されている。遠くから来ると一山だけではもったいない気がするのだろう。でもここは埼玉北部からだと、奥秩父へ行くより近く、1時間10分程度でついている。加波山も近いし、人も少なく案外穴場かも知れない。
ねじれた木(ブナ科と思う) 十六丁目
不思議な道標、こんな所で番地表示が?

 

inserted by FC2 system